断捨離とわたし
わたしは物欲旺盛な女でした。過去の話ですが。
実家は物にあふれ、リビングの出窓には物がいっぱい飾ってある。服が収納できなくなると両親がタンスを買ってくる。そんな中でわたしは育ちました。
結婚して実家を出た後も、自分の物が多いなんて気づかずにいました。
雑貨屋巡りが趣味でしたので、仕事のストレスを買い物で解消しました。
かわいいものがあると、すぐ衝動買いです。
なので部屋が片付かずにゴチャゴチャです。突然の来客があると、部屋には入れられず玄関先で対応していました。
友達が遊びにくる日は、ゴチャゴチャした物は違う部屋に移動してリビングだけきれいにしていました。
今考えると ひどいです。
その何年後に断捨離ブームが到来。
もう、衝撃でした。
捨てるなんて、考えてもみなかったから。
最初は少ししか捨てられなかった。
コンビニで貰った割り箸とか。ショップ袋とか。
だんだんと捨てることに慣れてきて、かなりの物を手放しました。
ソファも、お風呂場のフタも、バスタオルも我が家にはありません。
すっきりした部屋になってくると、インテリアが気になりだします。
それまでは、実家で貰ったこたつをテーブル代わりにしたり、安いテレビ台をとりあえず置いていたので、家具のテイストがバラバラ。
思いきって、シンプルな無印良品の家具で揃えました。
すると、あんなにおかしなことになっていた部屋がシンプルで理想の部屋になりました。
部屋ですごす時間も好きになりました。
今では、我が家のリビングが一番好きです。
断捨離に出会えなかったら、今もまだゴチャゴチャの中に埋もれていたかもしれません。